結婚するくらいなら旅行する

同級生の第二次結婚・出産ラッシュに抗いながら一人旅

このブログ/書き手について

プロ野球、大相撲、タバコをこよなく愛する自称(他称)おっさんfemaleです(30過ぎたら女子とは自称しない謎のポリシー)。

 

角界では錦島親方(元朝赤龍)、日本球界では松井雅人選手を推しています

 

NPBのオフシーズンと大相撲のない偶数月に突発的な弾丸旅行をしています(大体2泊3日)。

相撲ロスだからミャンマー行ってきた

相撲がなくて暇だから中国に行ってきた

野球が始まる前にインドへ行ってきた

 

今まで行った国は17国。

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 こんな感じ。

ヨーロッパなどのキリスト教圏には興味がなく、ゴリゴリの仏教国が好きです。

色んな国の仏像を見て顔の違いを比較したりするのが楽しい。

 

TOEICは980点だけど、履歴書に「TOIEC 980点」と書くくらいのバカ。

英語はアメリカに留学している間に体得したので、勉強法などは書けません。

ちなみに今はアメリカで再留学中です。

留学の模様はこちらのブログに書いています。

 

世界どこにいってもおじさん達に優しくしてもらえる謎のキャラ(ロシア除く)。

その代り世界中の変なおっさんに絡まれたりもする謎のキャラ(ロシア含む)。

誰が呼んだか「おっさんホイホイ」。

 

渡航先はグチャグチャしてればグチャグチャしてるほど楽しいと思ってしまう奇人。

大体一人旅。

旅行から帰ってくると「よく短期間でそんなにネタ出来るね」と言われる強運の持ち主。

 

このブログでは最近の旅日記と、東南アジアの周遊や中米への旅行を過去の日記から引っ張り出して書こうと思っています。

 

どうぞよろしく(^^)/

夜行列車でガヤまで

さて、無事に電車に乗れた私たちは自分たちの席を探します。

ちなみに座席クラスは2Aでした。

キョロキョロしていると、おじさんに「何番?」と聞かれたので「28番と30番」と答えると「それなら隣だよ」と教えてもらいました。

お姉さんと離れた席だったので、周りの人が「交換しようか?」と聞いてくれました。

どうせ寝るだけだったので「ありがとう、大丈夫です」と言ってシーツをひいて寝る準備。昼寝あれだけしたのにもう眠い。

 

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隣の席のおばさんに「ちょっと水くれる?薬飲みたいの」と言われ、若干引く私。

え…買ったばかりで私も飲んでないのに…。

とはいえ断れないのであげると、口をつけないでガーっとスポーツ選手飲みしてました。

この後気付いたけど、街中とかで見ても水はシェアが一般的なようで、みんなペットボトルに口をつけないで飲んでました。

その後も周りの人みんなに「どこに行くの?へー仏教徒?」とか聞かれたりして楽しかったです。外国人が私たちしかいなかったので面白かったらしい。

 

横になって電子書籍を読んでいたらすぐに眠くなりました。

ゆっくりとした幅の大きい電車の揺れが心地よかったです。

 

次の日、誰かが音量マックスで見ているニュースの音で目が覚めました。

私が起きた途端音量下げてました。感覚が日本と真逆で面白い。

寝返りをうつと視線の先にイケメンが。

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朝から幸せな気分になりました。ナマステ。

ちなみにお姉さんの方は、おじさんから熱視線を送られていたらしい。

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そんなことよりここはどこ?!と正気に戻った私が飛び起きて、近くにいたおじさんを見たら「ここはガヤじゃないよ」と教えてくれました。

インド人のおじさんて、言葉で聞かなくても他人の雰囲気だけでその人が必要としているものが分かるスーパーパワーがあると思います。

旅行中、本当にこういうおじさんにたくさん助けられました。

そのおじさんもガヤで降りるようで、ガヤが近付いてきたら「そろそろだよ」と教えてくれました。

アナウンスも何もないので、このおじさんがいなかったらどうなってたことやら…。

もしインドに行かれる場合は、周りの人に行先を伝えておいても良いかもしれません。

さて、そんな親切なおじさんでしたが、下車の際に荷物がデカすぎて通路に挟まり、うしろが大渋滞を起こす、という失態を犯していました。

私が後ろから押してみんな無事下車出来ました。

おじさんは颯爽とどこかに行ってしまって、お礼を言う暇もありませんでした。

おじさん、ありがとう。

ハウラージャンクション駅

前の記事:コルカタ散策

 

インド観光で予想外だったのは、街を歩いているだけで非常に疲弊する、という点です。

私は基本的に人混みだとか騒音とかが苦手で、日本にいる時もこの二つは出来る限り避けて生活しています。

インドはお察しの通り人が多い。

そして車のクラクションがずーっと至近距離で鳴っているので、街歩きを2時間でもしようものならヘトヘトでした。

ビリヤニを食べて街を少しだけ歩いたあと「休憩(昼寝)したい…」と言ったところ同行してくれたお姉さんが「いいよ~」と言ってくれました。

ちょうど雨も降ってきたので、博物館の軒先で雨宿りをしながら近くの空いているホテルを検索、速攻予約、Uberで移動しました。

チェックインして「今日の20時ごろにはチェックアウトします」って伝えたら、フロントの人は「??」って感じでした。

部屋は薄暗くてあまり綺麗ではなくて、宿泊じゃなくて良かった~と思いました。

そこで出発まで爆睡。

時間になったのでチェックアウトを済ませ、Uberでハウラー・ジャンクション駅まで移動しました。

夜行列車でガヤへ移動します。

 

Uberのお兄さんに「旧舎と新舎どっちに行くの?」って聞かれました。

何それ?(゜.゜)

戸惑っていると「どこに行くの?」って聞かれたので「ガヤ」と答えると、少し考えたあと「じゃあ旧舎だね」って言われました。脳みそのROMどうなってるんだ…。

 

ちなみにガヤ行きのチケットは西遊インディアさんを通して日本ですでに購入済みでした。

手数料取られますけど(当り前)、私とお姉さんはもういい年なので若干の料金でスムーズに旅行が出来るならそれでいいよね、って。

 

さて、少し早めに着きすぎたようで、電光掲示板に自分たちの電車が表示されていませんでした。

念のためそこらへんにいたお兄さんに「ガヤ行きの電車…」と聞いたら「多分8番ホームだね」って何も見ずに答えられました。…脳みそのROMどうなってるんだ。

 

時間があったので駅構内をブラブラしたり、外にあったチャイ屋さんでチャイを飲みながらタバコを吸ったりして過ごしました。

外をブラブラしてると「タクシー?」と客引きが寄ってきましたが「これからガヤに行くんだよ~」と説明すると「そっか!」と言って周りのおじさん達にもお知らせ(?)してくれました。

 

また駅構内をブラブラしました。

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で、とにかくやることもないのでUpper classのチケットを持っている乗客だけが使える待合室(2階)に行きました。

1階より空いていてよかったです。

が、椅子に座ったところ、ものすごくお尻と太腿がかゆくなりました。

 

やっと自分たちの乗る列車がモニターに映し出されて安心していたら、お姉さまの方がおじさんに「どの電車に乗るんだい?なら8番ホームだね」と絡まれていました。

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で、やっと電車が到着したので乗ろうとしたのですが、噂に違わず車両が長すぎて大変でした。

結局自分たちの車両に向かって走る羽目に。

 

コルカタ散策

前の記事:フラワーマーケット

 

フラワーマーケットからモスクに行ってみよう!ってことでUberを呼んだのですが会えませんでした( ;∀;)

しょうがないので歩くことに。

 

カオス

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急に近づいてきたお兄さんに「セルフィ―?」と聞かれて一緒に写真撮りました。

フラワーマーケットでもお姉さんの方は写真を頼まれたそうです。

言われてみればあんまり外国人を見なかったので(インド人の数が圧倒的に多い)、観光客は珍しいのかもしれません。

商店街では道端でタイプライターを使って文章を代行タイプする人がいたり、足踏みミシンで何かを縫うおじさんがいたり、即席床屋があったりして、逆にUber来なくて良かった~!と思いました。

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道中自転車の衝突事故があって、おじさんたちが喧嘩を始めました。

そしたらその横でイヌがウ〇コしてました。マジでカオスでした。

 

モスクは特に見るものもなかったので、ぐるりと一周しただけで終わりました。

敷地内に鯉が泳ぐ池があったのですが、その水槽で足を洗う人もあれば口をゆすぐ人もいてかなり衝撃的な光景でした。

 

モスクをあとにした私たちは「ビリヤニなるものを食べてみよう」ということでビリヤニ屋さんに行ってみました。

インドの人は「どうぞ」の意味で首を横に傾けるのですが、このビリヤニ屋さんのお兄さん(イケメン)の首の傾げかたが色っぽくて、お姉さんとキャーキャーしました。

頼んだのは「スペシャルチキンビリヤニ

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ビリヤニだけで2人前はあります。

スプーンがなくて「え!」って顔でお兄さんを見たら、お兄さんも「あ!」って顔してスプーンを持ってきてくれました。

お姉さんは食べきれなくてギブアップ。

大食いに自信がある私は残さず頂きました。

このお店、料金が店内に掲示されているので明朗会計で気持ちいいかもしれません。

ちなみにスペシャルチキンビリヤニは130ルピーでした。

そして美味しかったです。この後私たちはビリヤニにとりつかれることになります。

フラワーマーケット

前の記事:インドで本場のチャイ飲んだ

 

有名なフラワーマーケットに行きました。

ホテルからUberを使いました。インドのUberは安い。街中の移動はほとんどUberを使ったけど、毎回250円以上にはならなかったです。友達と割り勘なので、都内のバスより安い。ただ、運転手と何度か落ち合えなくて評価下げられました( ;∀;)

 

フラワーマーケットは「ザ・インド!」って感じでした。

人が多い、臭い、そしてうるさい。

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でも楽しい!

マーケット内もそれなりに歩いて回ってみました。地面がかなりぬかるんでいるので、行く際は汚れてもいい格好で行かれる事を強く推奨します!

 

歩道橋からマーケットを眺めるのがすごく楽しかったです。

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Flower Market in Kolkata

上から見てたら花を買おうとしてたおじさんが紙幣を断られてて、それに気づいた近くの人(多分赤の他人)がすっと両替してあげてました。

インドの人って他人をよく見てるよな~と思いました。

 

歩道橋の上では超マルチタスカ―のバナナ売りのおじさんがいました。


Flower Market in Kolkata 2

「マッチャラ マッチャラ」と言いながら一時に何人ものお客さんを相手していて、

それを見た私は「脳みそどうなってるんだ」と困惑。

このおじさんを見てるだけでも楽しかった。

 

そして振り返るとそこには往来の激しい大通りがあります。


Flower Market in Kolkata 3

動画を今見てみたらバナナおじさんの客寄せの声が入ってたw

 

噂通りバスは停車することなくお客さんが乗車したり下車したり。

と言ってもフラワーマーケットのすぐ上なので、乗降車するお客さんが多い場合は停車してました。まぁでもその停車する位置っていうのが、カーブだったりして日本じゃ考えられない感覚。

 

とにかく人を見てるだけでもすごく楽しい。

一緒に行ったお姉さまも「ここいるだけで楽しいね~!」って言ってました。

超おすすめです!

 

次の記事:コルカタ散策

インドで本場のチャイ飲んだ

前の記事:【途中から閲覧注意】カーリー女神寺院

 

カーリー女神寺院をあとにした私たち。

お姉さんはガッツリ落ち込んでいました。

 

呑気な私は「そろそろチャイが飲みたいなー」なんて思いながら町をブラブラ。

すると、路上に置いてあるテーブルの下にヤカンが置いてあります。

「おっ、これはチャイ屋さんなのでは??」と思っていると、前からおじさんがやって来ました。

おじさんがニコニコしながら「チャイ?」と聞くので「一つください」と頼みました。

おじさんは「オッケーオッケー、ハブアシート」と言って、どう見ても廃材で出来た椅子に私たちを誘いました。

そしておじさんは大きな声で何かを叫びます。

すると道の向こうからより小汚いおっさんが登場し、チャイを作り始めました。

 

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「さっきのおじさんは一体誰だったんだ…」という疑問を拭えないまま、チャイとクッキーを注文。

小汚いおじさんがクッキーを瓶から素手で取り出して渡してくれました。

「これが人生のターニングポイント」と、意を決してクッキーを一口食べました(私は基本的には超潔癖症です)。

うまーーーーーー!!(*'ω'*)

卵ボーロのような素朴な味で、チャイとよく合いました。

ここのチャイは砂糖が効きすぎておらず、良い感じにスパイスを感じて美味しかったです。このあと、色々なところで飲み比べましたが、ベスト3には入るかな、と。

クッキーの値段は忘れましたが、チャイは10ルピーでした。チャイは基本的にどの店も10ルピーっぽいです(現地人がいくら払っているかは知らん)。

チャイを飲んでいる途中でコンタクトが外れてしまい、携帯の内側カメラを駆使して入れなおしていると感じる視線…。

目を向けてみると、最初に「チャイ?」と聞いてきたおじさんがニコニコしてこっちを見ていました。

おじさんは、向かい側の洋服屋さんでした(小汚いおじさんに夢中で気付かなかった)。

洋服屋さんのおじさんは満面の笑みで「ノープロブレム?」と聞いてきたので「ノープロブレム!」と親指を立てました。

 

次の記事:フラワーマーケット

【途中から閲覧注意】カーリー女神寺院

前の記事:成田→バンコク→コルカタ

 

8時くらいに起床。

シャワーを浴びましたが、お湯が出ませんでした。

コルカタは意外と肌寒く、水シャワーはかなりの苦行でした。

それでもベッドから私に染み付いたベンガルおじさんの臭いがとれ てさっぱりしました。

 

この日はあいにくの雨。

本降りではなかったので、 手ぬぐいを頭に乗せてカーリー女神寺院に向かいました。

同じ名前のお寺がコルカタ内に2つありますが、 私たちが行ったのは小さい方。

小さいけれど、こちらの方が有名なのではないでしょうか。

なぜならヤギが頭を切り落とされるところが見れるから。

 

お寺の前に並ぶお店をチラ見しつつ、お寺に向かいます。

お寺が近づいてくると、おじさんたちが寄ってきて「 カーリー寺院はここだよ!」とか言いながら付いてきます。

そんなおじさん達はガン無視して入場。

入り口には金属探知機が設置されていて、 ピーピー警告音を鳴らしていますが、身体検査をする人もなく、「 ザ・形骸的セキュリティ」でございました。

ちなみに、手荷物も持ち込めましたし、土足で入場できました。境内は撮影不可の張り紙がしてありました。

 

境内はすごい人です。

広くない境内にひしめく人、人、人。

お参りの為に長蛇の列が出来ています。

ヒンドゥー教徒ではないので、お参りはせず、 ひたすら境内をウロウロ。

すると、屠られたヤギの解体作業場を見つけました。

 

【ここから閲覧注意】

 

私たちが見始めた時は、脚の部分を解体しているところでした。

「切る」というより「叩き切る」 という感じで脚がどんどん小さくされていきます。

そのあとは包丁を壁にたてかけて、頭部を半分にスライス。

ここらへんで「あかん…」となる私たち。

解体作業の傍には犬がいて、おこぼれを狙っていました。

 

解体作業をジーっと見ていると、 これから屠られるヤギが連れてこられました。

そしてヤギの持ち主と、解体業者がモメ始めます。

恐らくお布施の値段が原因。

解体の元締めのおじさんは半笑いで「 もう連れてきちゃったんだからしょうがないでしょ。 妥当な値段だよ」的な事を(多分)言っていて、ヤギの持ち主は「 いやいや高すぎる」と(多分)言っていました。

その間、 ヤギは自分の運命を察知してか逃げようとしていました。

半ば強引に元締めのおじさんがヤギを連れて行き、 お清めの水をヤギにかけます。

その横では屠られた別のヤギの内臓が水でバシャバシャ洗われてい て、かなりシュールな光景でした。

水をかけられたヤギは半狂乱になって叫びます。

気付くとカラスがたくさん集まってきていました。

お清めが済んだあとも元締めと持ち主はもめ続け、 その間ずっとヤギは逃げようとしていました。

結局元締めの言う通りの額を渋々払ったおじさん。

ヤギはいよいよ屠殺場へ連れていかれます。

もうすでに沈鬱な気持ちでしたが、好奇心には勝てない私(Curiosity kill the cat)。

屠殺場は壁に囲まれていて、中は日光がほとんど入らず、 薄暗い感じでした。

ヤギが連れてこられて、 待機していたおじさんがズボンをたくし上げます。このときに見えた生足が何だか生々しくて…思い出すとこれが一番オエッとなります。

私たちは外の格子から見ていましたが、格子に飾られている花や、 中で見ている人などでよく見えませんでした。

そのうち内にドンドンドンと太鼓が鳴らされ、 太鼓の音に混じってヤギのメェーメェーという悲しい声が聞こえてきました。

 

ドスンと音がして、静寂。

「終わったのかな?何も見えなかったね」と話していると、 近くにいたベンガルおじさんが「こっちの方がよく見えるよ」 と教えてくれました。

指された方を見ると、 今切られたばかりのヤギの頭が転がっていました。

「ひぇ~」となる間もなく二頭目

子供が角をつかみ、V字型になった木に頭をはめこみます。

頭目は悟ったらしく、一頭目ほど鳴きもしなければ、 逃げようともしていませんでした。

そしてサクッと屠られていきました。

私はこのヤギを「ブッダヤギ」と名付けました。

 

この場所は本当に特殊でした。

屠られているヤギを見ても「 こうやって命を頂いているんだな」 という感想は私は持ちませんでした。

それよりも、死ということを理解していなくても逃げようとするヤギを見て、 人間も本当に死というものが分かっているのだろうか? と思いました。

死への恐怖は遺伝子的な防衛反応であって、 人間特有のものではなく、 人間は自分たちが思っているほど高等ではないんじゃないかと思いました。

結局人間が死について分かっていることといえば、 死別した人たちとはもう二度と会えないということ。 動物と人間を分ける線が引けるとしたらそこかな、と。 しかしながら人間は天国だの輪廻転生だのといって死別= 永遠の別れと認識することを逃げる傾向があります。 ゾウなんかも死を理解すると言われているけれど、 ゾウに天国や生まれ変わりの概念がないとしたら、 死をより本質的に捉えられているのはゾウなのでは?などなど。 色々考えさせられました。

 

それよりも、その場で感じた生々しい死と、 その周りを渦巻くインド人たちの生のパワーが相まって、 不思議な緊張感と高揚感と虚脱感を感じました。

輪廻転生は信じないけれど、 死があって生があるというあたりまえの循環を目の当たりに出来た気がします。

 

ちなみにこの後、 街中で太鼓に似た音を聞くとビクッとするくらいにはPTSDを発症しました。

同行してくれたお姉さんは帰国した今でも太鼓の音は聞けないらしいです。

 

次の記事:インドで本場のチャイ飲んだ

成田→バンコク→コルカタ

前の記事:野球が始まる前にインドへ行ってきた

 

成田からスクートに乗ってバンコクまで。

スクート自体はニューヨーク→コスタリカで使って以来でした。

スクートに文句はなかったです。

が。

後ろに座っていたおばさんが、私の肘置き(私は窓側の席でした) に足を乗っけてきて、とっっってもうざかったです。

文句を言おうと思って後ろを振り向くと雑誌で巧妙に顔を隠されたり。

きったない足だったので気持ち悪くてしょうがなかったです。

本当にいるんだなぁ、こういう人。

初めて遭遇しました。

もし件のおばさんがこのブログを読んでいたら伝えたい。

あなたの足、自分が思っているより汚いですよ。

ネイルアートする前に、角質除去と保湿をした方が良いですよ。

加えて前後列が離陸の時とってもうるさくて、 機内はイライラしてました。

スクートのサービスが悪くなかっただけに残念でした。

 

コルカタ行きの飛行機は別に取っていたので、 一回タイに入国しました。

入国カードに滞在先情報を書くところがありますが、 乗り換えだけであれば「NA」と書いておけばオッケーです。

 

バンコクはムワッと暑い。

「海外に来たー!」って感じがします( ここでやっと機内のイライラから解放)。

 

ドンムアン空港に来るのは6年ぶりです。

当時は刑務所みたいに薄暗くてボロい建物でしたが、 改修されてとてもきれいになっていました。

スターバックスまでありました。時の流れを感じました。

 

コルカタ行きの飛行機まで10時間ほど待っていなければいけなかったので、市内に出ようかなーと考えていました。

しかし、あまりの暑さに「外出たくない…」ってことで空港内でブラブラすることに。

やっぱりタイは臭い。

お姉さん曰く、この匂いはジャスミンライスの匂いらしいです。

なんでもいいけど本当臭かった。

 

国内線ターミナルは本当にピカピカで、 ごはん屋さんも充実していました。

国際線ターミナルは刑務所の面影を残し、 冷房もほとんど効いていませんでした。

とりあえず国内線ターミナルでご飯を食べて( 店員さんが大谷翔平選手と瓜二つでした)、仮眠をとったり、 ダウンロードしておいたNetflixのドキュメンタリー見たり 。

でも途中から寒かったです。寝るのであれば、 ちょっと暑いけど国際線ターミナルの方が体に良いかもしれません 。

あと空港内の喫煙所が撤廃されていました。

経由地としてもよく使われるのになにその改悪…。

外に出て端っこに行けば吸えました。

そういえば一人でタバコを吸いにプラプラしてたら、 途中でものっっっすごくかっこいい中国人旅行者に会いました。

エストロゲンが100mgくらい放出された気がします。 ごちそうさまでした。

 

そんなこんなで気付けばチェックインの時間です。

バンコクからコルカタまではAir Asiaを利用しました。

手荷物の重さは測られませんでした。

出国手続き、身体検査を終えて免税店をブラブラ。

日本人がめっちゃ多くてビックリしました。

マックのお姉さんが大阪なおみ選手に似てました( アスリートの空港、ドンムアン)。

 

そんなこんなで機内へ乗り込みました。

隣はインド人のお兄さん。

噂には聞いていたけど、インド人って距離が近い!

お兄さん、 私側の肘置きで頬杖ついて気持ちよさそうに寝ていました。

「近い近い近い近い!」 と心の中半狂乱の私は窓にへばりついていました。

綺麗な星空でした。

 

定刻通り、夜中の1時にコルカタに着きました。

何よりも先にタバコが吸いたい私。

とりあえず外に出て一服。

そのあと両替をしようと空港に入ろうとしたら「 ここからは入れないよ」と警察に言われました(銃所持)。

「両替したいんだけど」と言うと「あっちのゲートから入って」 と言われたので、示されたゲートから入場。

するとそこでも「ここからは入れない」と言われ「??」 となる私たち。

「両替したいんだけど」と伝えると「その脇道入って」 と言われました。

見ると、入り口入ってすぐの所に右に曲がれる場所があって、 その小さな通路に両替屋やUberのオフィスが並んでいました。

とりあえずの両替を済ませて、Booking.com経由で頼ん でおいた車でホテルまで。

人はほとんど歩いてないけど、屋台街はゴミゴミしていました。

女の人はほとんど出歩いていませんでした。「 噂は本当だったんだ」と実感。

 

今回はTreebo Hotelというところに泊まりました。

部屋は思っていたよりも綺麗で、何よりタバコが吸えました(感動)。

携帯電話とスマートウォッチの充電をしてすぐに就寝。

ベッドがインド人のおじさん臭がすごくて寝つきが悪く、3回ほど目覚めました。

 

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