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同級生の第二次結婚・出産ラッシュに抗いながら一人旅

Liuyue Capsule Hotel に泊った感想

天津ではLiuyue Capsule Hotelというカプセルホテルに泊まりました。

鼻毛ボーボーおじさんの助けは得られなかったので、大好きなGoogle先生にお助けを乞い、無事到着しました。

確か看板にはLiuyue Capsule Hotelという英語名は表示されていなかったような? 一瞬分からず通り過ぎてしまいました。

 

入ると、ニコニコ笑顔のお姉さんが出迎えてくれました。

失礼ですが、ドラえもんを彷彿とさせる癒し系。

“Check in please”と出来るだけシンプルな英語で伝えました。

しかし、ドラえもんちゃんは英語が全く出来ないらしく、「 困ったなぁ」という感じでオロオロしています。

その姿がとても可愛らしくて、 イライラするよりもニコニコしてしまいました。

すると、英語がちょびーっとだけ話せる別のお姉さんが登場。「 パスポート」とだけ言われました。このお姉さんも、 英語は話せないけど、とても感じの良い人でした。

 

頼れるGoogle先生に「部屋をアップグレードできますか?」 と翻訳して頂き、その画面をお姉さん(2)に見せると「OK! OK!」とのこと。

“Can I see the room?”と聞くと、「良いよ!」と見せてくれました。

個室は狭いけど、 少量の荷物を整理するには十分のスペースがあり( スーツケースの方には辛いかも)、ベッドも広かったです。

コンセントは備え付けのテーブルの横と、 枕元に一個ずつありました。

閑散期だったらしく、ベッドが上に備え付けられているタイプと、 床に備え付けられているタイプの両方が空いているらしく、” Bed, up? Down?”と聞かれました。

“Either is fine”と答えると部屋を準備するので10分ほど欲しいと言わ れたのでロビーで待ちます。

 

ちなみに館内は土足禁止ですが、 館内用の履物は用意されています。 神経質な人はご自身のスリッパを持って行った方が安心でしょう。

 

ドラえもんお姉さんが翻訳アプリを使って「 部屋の準備が出来ました」と教えてくれました。

結局ベッドが上のタイプでした。

上がるのはちょっと大変だったので、 下の方が楽っちゃ楽かもしれません。

ちなみに、部屋に入るときにお姉さん(2)から”Check- out time is twenty.”と言われましたが”Twelve”の間違いだと 思って”OK OK”と流しました。

もしかしたら本当に20時まで滞在できたのかも…?( んなわけない)

 

早速荷物を広げて、 街歩きに必要なものだけをショルダーバッグに入れて出かけました 。

ちなみにホテルの近くには、見た目は廃れているけれど、 ご飯を食べるところは何件かありました。

 

方向音痴も相まって、 予定していたよりも歩き周ってホテルに戻ってきました。

少し本を読みたかったので、持ってきていた「KGBから来た男」 という本を読んでいました。

そのうちにウトウトしていたみたいです。

ロビーから聞こえる会話で目が覚めました。

そうなんです、ロビーの音が全部聞こえるんです。

私が泊った時はさすがに22時以降はみんな自分の部屋に戻って静 かにしてましたが「これは夜寝られるのか?」 と一瞬不安になりました。

 

気になるシャワーです。

まず、男女別なのですが、 どちらが女でどちらが男か少々分かりにくいです。

加えて、入り口に鍵がないので、間違えて男性が入ってきた場合、 とても恥ずかしい思いをすると思います。

バスタブが2つ付いていて、シャワーは5個(だったかな?)。

シャワーの水質は問題なくて、 温度も熱めのお湯が出て気持ち良かったです。

アメニティ類は一切ありませんが、 持参のシャンプーなどがおける棚がシャワー内に設置されていると ころがポイント高かったです。

そしてこのシャワーの一番の問題は、 シャワーを使うと部屋全体の床がビシャビシャになる、 ということです。

いつもヨガパンツをパジャマ代わりにする自分にとって、 ヨガパンツを履くときの「濡らしてはいけない」 緊張感は半端なかったです。

こうなるのであれば、脱衣所が別に欲しいなぁと思いました。

案の定、歩き回った老体には辛い作業で、軽く足をつりました。

 

お風呂に入った後、濡れてしまったリネン類を乾かしたいと思い、 ロビーにある洗濯機を使わせてくれと頼みに行きました。

あいにく、フロントにいたのはドラえもんちゃんだけで、 私が言っている事が伝わらないようです。

洗濯機の前に連れて行って使いたいということを身振り手振りで伝 えていると、別の男性従業員が登場。

彼は少し英語を話せるらしく、洗濯機使用は5元かかるとのこと。

ま、荷物が幾分軽くなるならいっかと思って5元を渡しました。

するとドラえもんちゃん、 ニコニコしながら洗剤を持ってきてくれました。

“I don’t need to wash them, just want to dry them”と伝えると、男性従業員が通訳、 ドラえもんちゃんは少し困惑しています。

ドラえもんちゃんは本当に可愛らしい子で、 困らせるのは本意ではないので”I can wash them, I don’t care either way”と伝えました。

するとドラえもんちゃん、何かを男性従業員に伝えます。

男性従業員は私に向き直り、”It’s free just FOR YOU.”と言ってきました。”Free?”と聞くと”Yes, just FOR YOU.”

…いや、そんな「あなただけ特別」って強調しないでよ…。 しかもそれってドラえもんちゃんの好意じゃん。

男性は無視して、ドラえもんちゃんに「シェイシェイ」 と伝えました。

ドラえもんちゃんはニコニコしながら、 洗濯機を乾燥モードにしてくれました。

 

設備的には不満は所々ありますが、 ドラえもんちゃんのおかげで本当にホンワカした癒しの滞在となり ました。

ドラえもんちゃん、ありがとう!

 

ちなみにこの施設は「旅慣れた人にはオススメするが、 日本の友達にはオススメできない」レベルです。

ご参考までに。