ヘホ空港到着
ヤンゴン空港に早めに立ち寄り、チェックイン。
歯ブラシをずーーーーっとしたかったので、トイレでしていたらすごい変な目で見られました。
軽く何か食べておこう、と思い、空港の中にあるお店へ。
「豆ごはんと揚げ魚」というようなタイトルのメニューを注文しました。
この時点で私の頭の中にあったのは白身のフライとライスと豆。
運ばれてきた魚はどう見てもエイヒレでした。
「・・・・。まぁとにかく食べよう」と思って食べてみたら
くっさ!!
じゅわっと口の中に広がる油と魚臭さ。
大変申し訳ないのですが一口だけしか食べられませんでした。
ごはんと豆は美味しかったです。
コーヒーも美味しかったです。
$8くらいでした。
そういえば金属検査でライターが没収されました。
でも待合ロビーには喫煙室がある不思議。
お土産屋さんに「ライター売ってないよね?」と聞くと「喫煙室にあるから」とのこと。
喫煙室に入って灰皿の近くを見ますが見当たりません。
キョロキョロする私。
そんな私に心配そうな眼差しを投げかけている青年二人に気付いたので、そちらを見てみると、ミャンマー人の男性が必死に「あそこあそこ!!」とライターを指指してくれていました。
見てみるとドアにライターがヒモで結びつけられていました。
何かこれ、ミャンマーでよくあるスタイルっぽいので、喫煙者の方は参考にしてください。
(写真はヘホ空港の喫煙室)
飛行機は定刻通り飛び立ち(ガラガラだったので座席二つ使って寝ました)、
定刻通りに到着しました。
「まずは一服…」と思って外に出ると「タクシー」と書かれたベストを着たお兄さんがタバコを吸っています。
「どうせ客引きされるんだろうなぁ」と思って「ライター貸してくれる?」と聞くと、黙ってライターを貸してくれ、そのまま立ち去っていきました。
『地球の歩き方』にヘホ空港ではタクシーの客引きがすごい、ようなことが書かれていたので身構えていましたが、待てど暮らせど誰も声をかけてきません。
「ちょっと待って…これどうやってホテルまで行けばいいの」と短くなっていくタバコを見ながら少し不安になる自分。
結局空港の外に出ると「タクシー?」と声をかけられました。
すったもんだでヘトヘトの私は、最初に声をかけてきた男の子に黙ってホテルの住所が書かれた紙を手渡しました。
するとワラワラと集まってくるおじさんたち。
みんなであーだこーだ議論を始めます。
多分「この住所だと、これはあそこだ!」なんて話していたんだと思います。
その中で元締めのような歯のないおじさんから「$20」と言われました。
『地球の歩き方』いわく~3万チャットくらいが相場らしいのですが、値切る気力もない自分は$20までは二つ返事で了解しよう…と思っていたのです。
「いいよ、それで」と投げやりに答える私。
しかしそのおじさん(歯がない)は、全く動こうとしません。
見ると違うおじさんが住所の書かれた紙を持って駐車場に向かっています。
元締めのおじさん(歯がない)に「彼について行って」と言われたのでついていきました。
駐車場に着くと、またワラワラとおじさんたちが集まって来て、ホテルがどこにあるのかを議論し始めました。…デジャブ?(´・ω・)
するとその中の一人が私のフルネームをいきなり叫び、笑いが起こる謎の空気。
元締めのおじさん(歯がない)がいつの間にか横にいて「それが君の名前かい?なんかの映画の主人公の名前だね」と言ってきました。
そんな話をしている間に、住所の書かれた紙はさらに違うおじさんの手に渡り、みんなでそのおじさんに道の指示を手振り身振りを交えて説明していました。
分かる人が運転すれば良いのでは…?(´・ω・)
やっとこさ出発したタクシー。
切りっぱなしの山岳を横に走ります。
途中で入域料の$10を支払います。
ニャウンシュエまで結構走りました。
ホテルの場所が分からないおじさん、結局地元の人に色々聞いてやっと着きました。
途中で道案内を訪ねた男性がとてもイケメンで「ここから$20払うから連れて行って」など、邪な事を考えました。
おじさんに約束通り$20を渡すと「こんなに?ありがとう!帰りもぜひ連絡して!」とカードを渡されました。絶対連絡しないよね。
おじさんがニコニコしてるからまぁいっかと思い、「それじゃ」とホテルに入ろうとしたその瞬間、町中が停電しました。
おじさんは「まいったね~」というような事を言いながら走り去って行きました。