結婚するくらいなら旅行する

同級生の第二次結婚・出産ラッシュに抗いながら一人旅

孔子廟

カフェで小休憩をはさんで「次にどこに行こうかなー」とGoogleマップを開いてみました。

すると、近くに孔子廟があるらしいので、行ってみることにしました。

 

Googleマップを盲目的に信頼し、ナビされる通りに進んでいたら何かよく分からない路地裏に入り込んでしまいました。

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地元民の生活が見られたのは楽しかったけれど、私が行きたいのは孔子廟なのですよ…。

 

しょうがないので元の場所に戻って、人の流れに乗って進むと孔子廟に着きました。

途中で、おじさんに「写真撮って」と頼まれ(デジャブ)、写真を撮ろうとすると、そのおじさん二人組が「え~俺も写るのかよ~。俺は良いよ~」「いいじゃん、いいじゃん、一緒に撮ろうよ」とキャッキャし始めました。

人に写真を頼む前にやってくれるかな。

 

無事写真を撮り終え、孔子廟に着いたのですが、入り口が閉まっています。

「あれれ~?」と思って、近くにいたおばさんに「孔子廟」と書かれた画面を見せたら「300m向こう!」と言われました。

ちなみにこの時完全に中国語だったのですが、何故か言ってることが100%分かりました。

不思議。

 

しかしどういっても入り口が開いていません。

「これはまさか…?」と思って調べたら、その日(月曜日)はお休みでした。

 

おい!Google!さっきから人を惑わしやがって!「営業中」じゃねぇよ!しっかりしろ!

不思議だったのは、お休みなのに結構な観光客が来ていたこと。

それくらい孔子は中国にとって偉大なんだろうなぁと思いました。

私も孔子廟入りたかった…。

雍和宮

当初の北京1日目の予定は

①   頤和園

②   牛街で羊肉ランチ

③   天壇

④   雍和宮

⑤   天安門

だったのですが、これはあくまでも7時の新幹線に乗っていたら、の話でした。

 

結局北京のホテルで荷物を置いたりなんだりしていたら12:30になっていました。

頤和園と牛街は諦めることにして、天壇と雍和宮、どちらに行こうか迷いました。

どちらも閉園時間が早めで、史跡はじっくり見たい私にとって、2つ行くのは到底無理なお話なのです。

 

迷った挙句、お寺巡りが好きなので雍和宮に行くことにしました。

北京にあるチベット仏教のお寺です。

 

灯市口まで歩いていき、Line 5に乗って雍和宮駅で下車。

そこからは観光客の流れに乗っていけば着きます。

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入場して一番奥にあるチケット売り場で入場券を購入し、荷物検査と身体検査を受けます。

ライターは没収されますが「あとで返せるよ」と言われました。

 

入場すると、少し金閣寺を彷彿とさせる参道が続きます。

中に入ると、カラフルなお堂がいくつも並んでいます。

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最初は「こんなもんか」と思っていましたが、ここはもう、仏像が素晴らしくツボでした。

ミャンマーの大味な仏像とは違って、日本に近い仏像の作り。

「これこれ!」と興奮する私。

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こういう細かいところをジーっと見てるのが好きです。

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ちなみに堂内では撮影禁止だったみたいです。

白人観光客が撮っていたので「撮っても良かったんだ~」と撮っていたら、僧がニュッと現れて、怒られました。ごめんなさい。

 

メインのお堂とは別に、左右にもお堂が並んでいるのですが、そこに鎮座されている仏像がまぁツボでツボで。

ただ、保存のためにガラスケースに入れられているのですが、そのガラスケースが汚くて、角度を変えないと見えづらかったりします。

また、熱心に膝をついて参拝する人が後を絶たないので、その人たちの邪魔にならないように仏像鑑賞をするのは少し大変でした。

 

特に大きな菩薩(多分)がすごく美しかったです。

大きいけれど、威圧感はなく、ただひたすらに美しかったです。

正面からはもちろん、横顔も美しかったです(3回目)。

 

そして一番大きな仏像。

18mの仏像は壮大でした。

 

とにかく、仏像好きにはたまらない場所でした。

天壇ではなくて、雍和宮に来て良かった~と思いました。

ちなみに、こういうのがいたる所に置いてあって、

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後で知ったのですが、これを一回回すとお経を一回読んだことになるらしいです。

お経はたくさんありますからね。

でもこの手のものでいうと、転読が一番面白いと思います。

 

隅々まで雍和宮を堪能して帰路につきました。

そこで気づいたのですが、出口と入り口が別になっており「返せるよ」と言われたライターが返してもらえない。

しょうがないので入り口に戻って、先ほど「返せるよ」と言ったお姉さんに「ライター!ライター!」と伝えると「あぁライターね。こっち来て勝手に取って」みたいなことを言われました。

身辺検査は一切なしでした。この辺のゆるさが大陸っぽいなぁと思いました。

 

そのあとは周辺にある仏具店を冷かしたりしてカフェでお昼を食べました。

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北京で変なおっさんに絡まれた

新幹線で北京南駅に着いたあと、ホテルの最寄り駅まで地下鉄で移動しました。

北京の電車システムは、日本より全然分かりやすいと思いました(英語しか喋れない観光客には不明)。

ホテルの最寄り駅の王府井駅まで向かいました。

地下鉄を降りて地上に上がり、一服しながら景色を眺めてみました。

やっぱり、想像していた中国より全然洗練されています。

 

今回はシティテル イン(Citytel Inn)というホテルに泊まりました。

王府井駅から徒歩で行けます。

C1出口から出て、故宮方面に直進、南河沿大街という道で右折すると着きます。

方向音痴の私でも迷えず着けたのは、ひとえに漢字表記のおかげだと思います。

漢字を輸入してくれた先人たちに感謝をしつつ、ホテルまで歩きました。

 

南河沿大街を曲がったところで、三輪タクシーのおじさんに話しかけられました。

中国では珍しいくらい英語を喋るおじさんでした。

以下、おじさんとの会話和訳。

 

「どこまで行くの?」

「ホテル」

「どこに泊るの?」

「Citytel Inn」

「じゃあすぐそこだね」

「知ってる」

「乗っていけば?」

「近いから大丈夫」

「どこから来たの?」

「日本」

「いつ北京に来たの?」

「今日」

「観光?」

「そうだよ」

「俺が色々な名所連れて行ってあげるよ」

「大丈夫」

故宮は今日休みなんだぜ(ドヤ顔)」

「知ってる」

「知ってるか~!あはははは!(何が面白いのかわからない)まぁ良いからホテルまで乗っていきなよ」

「すぐそこじゃん。いいよ、歩くから」

「タダで乗せるよ!」

「だから良いって」

「タダだよ!タダ!!」

「言ってることは分かるけど、私は歩きたいって言ってるの!」

(おじさん、手法を変える)

「いや~、君はきれいだね!(マスクで顔半分隠れている私に向かって)

「どうもありがとう」

「顔半分見えないけど俺にはわかる!綺麗だね!」

「ありがとう!(半ギレ)」

「タダなんだから乗っていきなよ!」

「だから良いって!」

「いや~君は綺麗だなぁ」

「知ってます!(ブチギレ)」

 

そんな会話をしていたら、ホテルに到着していました。

「チェックインしたら俺が市内観光に連れて行ってあげるよ!See you soon, OK?」

「オーライ(超投げやり)」

 

ホテルにチェックインするも、チェックイン開始5分前で、まだ清掃が終わっていませんでした。

ここでも「10分くらい待ってほしい」と言われたので「座るところある?」と聞くと、「右手にロビーがあります」とのこと。

こじんまりとしたロビーに大家族が先にいらっしゃって、私が座れるスペースがない。

物乞いのようにジーっと入り口で見ていると、お父さんが慌てて「ここどうぞ」と席を空けてくれました。

「ありがとう」と言って待つ私。

その間に三輪タクシーをググッてみると、やっぱり「ボラれた」とか「もめた」とかいう体験記がいっぱい見つかったので、「あのおじさんが本当に待っていたらどうやってかわそう…」と考え始めました。

部屋の準備が出来たので、とりあえず部屋に荷物を下ろし、必要最低限のものだけ持って出かけます。

もう頭は「あのおじさんをどうするか」でいっぱいです。

 

少しドキドキしながらホテルから出ると、なんとおじさんが

 

 

 

 

 

 

 

いませんでした。

まったくもっていい加減です。

でも中国に来て以来、会話らしい会話が出来てなかったので、おじさんには少し感謝しています。

新幹線で天津から北京に行ってみた

天津ではグッスリ眠れました。

騒音の心配もありましたが、目覚ましが鳴るまで一切起きませんでした。

実は、私はこの日7時頃に天津駅を出発する北京行きの新幹線に乗る予定がありました。

6時に目覚ましをかけたものの、まだ眠い…。

これが5年前だったら、無理にでも起きて新幹線に乗っているところですが、逆らえない老化と、定収入のある社会人の余裕から「ま、あとの便のチケットを取り直せば良いや」と二度寝してしまいました。

 

結局起きたのは11時過ぎ。

そこから身支度をして、荷造りをして、天津駅まで写真をパシャパシャ撮りながら歩いて、天津駅についたのは12時20分くらいでした。

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身体検査、手荷物検査を受けて入場します。

 

天津⇔北京の新幹線のチケットはTrip.comで前もって予約していました。

二等席で片道1200円くらい。

Eから始まる番号さえ持っていれば発券してもらえます。

 

天津駅に入ったは良いけれど、窓口がたくさん並んでいて、どこにも英語表記がありません。

「これは困った…」と少しゲンナリ

しかし、ジーっと漢字を見ていると、「予約済みの客はここに並ぶんじゃねぇのか?」と思う窓口が2つありました。

参考になるかは分かりませんが、左2列がそうでした。

真ん中はこれからチケットを取る人の専用窓口で、たくさんの人が並んでいます。

とりあえず一番左側のブースに並びました。

横入り防止なのか、人一人がやっと通れるくらいな仕切りがついています。

そして前に並んでいる人の8割が、訳も分からず並んでいた人たちばかりで、みなさんチケットの引換が出来ないまま違う窓口に誘導されていました。

「おいおい、君たち中国語読めるでしょうが」と少し面白がっていたら自分の番が回ってきました。

 

予約したときにこんなページを作っておいて、それを見せました。

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”I missed the train this morning, can I get a new ticket?”と聞くも、無視。

“I’d also like you to issue the ticket from Beijing to Tianjin (北京南から天津に戻ってくるまでのチケットも一緒に発行してもらえますか?)”と聞くも無視。

北京南駅は相当混雑していると聞いていたので、諦めず、”FROM BEIJING, TO HERE, TICKET NOW”と言うと「あー、はいはい」とやっと反応してくれました。

 

ぞんざいに2枚のチケットを渡されました。

ちなみに乗車する駅以外でチケットを発行してもらうと手数料がかかるという前情報も得ていたのですが、私は請求されませんでした。

「シェイシェイ」と良い、渡された本日のチケットを見てみると、見事に7時発の乗車券でした。

一体これをどうしろと??

 

しょうがないのでその右隣の列に並び直しました。

並んで順番を待っている間、Google先生に「乗り遅れてしまったので、別のチケットに変えていただけますか?」と翻訳しておいて頂きました。

自分の番が来たので、携帯と7時発のチケットを渡しました。

するとお姉さんは中国語で何かを一言だけ言いました。

私が「??」となっていると「まったくもう」という雰囲気を十二分に醸し出しつつ、レシート用紙を破き「7」と書いてきて見せました。

そしてお姉さんは別の窓口を指さしています。

“Ah! Seven!”と私が合点すると、初めてニコっとして”Seven”と言ってくれました。

 

言われた通り7番窓口へ移動。

先ほど見せた携帯画面とチケットを出しましたが、ここはチケット再発行専用窓口らしく、「こんなGoogle翻訳いらない」とばかりに携帯は受け取って頂けませんでした。笑

 

また中国語で何かを言われたので、少し強めに”I don’t speak Chinese”と返しました(それくらいのテンションじゃないと相手にしてもらえないことを薄々気づき始めていたので)。

するとパソコンの画面をグルっとして「この便で良い?」みたいなことを聞いてきました。

見ると12:58の北京行き。”OK”と伝えると、ササっと新しい乗車券を発行してくれました。

ちなみに、この窓口のお姉さん、とても綺麗な方でした。

そして追加料金もなく、新しいチケットをゲットできました。

 

チケットを受け取ったら、入り口に進みます。

まずは空港さながら、IDチェックがあります。

パスポートを見せて、乗車券にハンコをもらって完了です。数秒で終わります。

 

その後、エスカレータに乗りながら自分の電車の乗る場所を確認します。

本当に空港並みにでかいです。

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あとは改札が開くまで、改札付近でボーっとして待ちます。

改札に切符を入れて、受け取って、乗車。

本当は一等席に乗りたかったのですが、二等車でも十分でした(何せ30分の旅)。

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 携帯の誤操作でたまたま撮れた足元の写真。

快適でした。

 

電車が発車して10分ほど経ったころ、空いていた通路側の席に座るおじさんが到着しました。

私にチケットを見せてきます。

おじさんのチケットには「12C」と書かれていたので「そこで合ってるよ」という意味でうなずいたり、親指を立てたりしたのですが、どうもおじさんは納得していない様子。

窓側に座っているおじさんに何やら話しかけています。

どうやら、Cのおじさんは、Cが窓側だと思っていたらしく、Aのおじさんに「そこは俺の席だからどいてくれ」というような事を言っていたっぽいです。

Aのおじさんは当然「いや、僕が窓側だよ」と説明しますが、Cのおじさんは納得しません。

Aのおじさんが根気強く車内の表示を説明して「Aが窓側なんだよ」と言うと、Cのおじさんはプイっとしてどこかへ歩いて行ってしまいました。

恐らく空いている窓側の席を探しに行ったのでしょう。

結局、空いていなかったみたいでしばらくすると戻ってきました。

30分の旅だけど、自由に国内旅行が出来ない国ならではの光景だなぁと思いました。

おじさんにとっては最初で最後の新幹線旅行かもしれないわけです。

そんなどうでもいいことに心を寄せつつ、ウトウトしていたら、すぐに北京に到着してしまいました。

人の流れに乗って改札を出ます。ちなみに、切符は回収されず、吐き出されるので、記念に持って帰ってくることもできます。

 

さて北京での1泊2日はどんなカオス旅行になるのでしょうか。

Liuyue Capsule Hotel に泊った感想

天津ではLiuyue Capsule Hotelというカプセルホテルに泊まりました。

鼻毛ボーボーおじさんの助けは得られなかったので、大好きなGoogle先生にお助けを乞い、無事到着しました。

確か看板にはLiuyue Capsule Hotelという英語名は表示されていなかったような? 一瞬分からず通り過ぎてしまいました。

 

入ると、ニコニコ笑顔のお姉さんが出迎えてくれました。

失礼ですが、ドラえもんを彷彿とさせる癒し系。

“Check in please”と出来るだけシンプルな英語で伝えました。

しかし、ドラえもんちゃんは英語が全く出来ないらしく、「 困ったなぁ」という感じでオロオロしています。

その姿がとても可愛らしくて、 イライラするよりもニコニコしてしまいました。

すると、英語がちょびーっとだけ話せる別のお姉さんが登場。「 パスポート」とだけ言われました。このお姉さんも、 英語は話せないけど、とても感じの良い人でした。

 

頼れるGoogle先生に「部屋をアップグレードできますか?」 と翻訳して頂き、その画面をお姉さん(2)に見せると「OK! OK!」とのこと。

“Can I see the room?”と聞くと、「良いよ!」と見せてくれました。

個室は狭いけど、 少量の荷物を整理するには十分のスペースがあり( スーツケースの方には辛いかも)、ベッドも広かったです。

コンセントは備え付けのテーブルの横と、 枕元に一個ずつありました。

閑散期だったらしく、ベッドが上に備え付けられているタイプと、 床に備え付けられているタイプの両方が空いているらしく、” Bed, up? Down?”と聞かれました。

“Either is fine”と答えると部屋を準備するので10分ほど欲しいと言わ れたのでロビーで待ちます。

 

ちなみに館内は土足禁止ですが、 館内用の履物は用意されています。 神経質な人はご自身のスリッパを持って行った方が安心でしょう。

 

ドラえもんお姉さんが翻訳アプリを使って「 部屋の準備が出来ました」と教えてくれました。

結局ベッドが上のタイプでした。

上がるのはちょっと大変だったので、 下の方が楽っちゃ楽かもしれません。

ちなみに、部屋に入るときにお姉さん(2)から”Check- out time is twenty.”と言われましたが”Twelve”の間違いだと 思って”OK OK”と流しました。

もしかしたら本当に20時まで滞在できたのかも…?( んなわけない)

 

早速荷物を広げて、 街歩きに必要なものだけをショルダーバッグに入れて出かけました 。

ちなみにホテルの近くには、見た目は廃れているけれど、 ご飯を食べるところは何件かありました。

 

方向音痴も相まって、 予定していたよりも歩き周ってホテルに戻ってきました。

少し本を読みたかったので、持ってきていた「KGBから来た男」 という本を読んでいました。

そのうちにウトウトしていたみたいです。

ロビーから聞こえる会話で目が覚めました。

そうなんです、ロビーの音が全部聞こえるんです。

私が泊った時はさすがに22時以降はみんな自分の部屋に戻って静 かにしてましたが「これは夜寝られるのか?」 と一瞬不安になりました。

 

気になるシャワーです。

まず、男女別なのですが、 どちらが女でどちらが男か少々分かりにくいです。

加えて、入り口に鍵がないので、間違えて男性が入ってきた場合、 とても恥ずかしい思いをすると思います。

バスタブが2つ付いていて、シャワーは5個(だったかな?)。

シャワーの水質は問題なくて、 温度も熱めのお湯が出て気持ち良かったです。

アメニティ類は一切ありませんが、 持参のシャンプーなどがおける棚がシャワー内に設置されていると ころがポイント高かったです。

そしてこのシャワーの一番の問題は、 シャワーを使うと部屋全体の床がビシャビシャになる、 ということです。

いつもヨガパンツをパジャマ代わりにする自分にとって、 ヨガパンツを履くときの「濡らしてはいけない」 緊張感は半端なかったです。

こうなるのであれば、脱衣所が別に欲しいなぁと思いました。

案の定、歩き回った老体には辛い作業で、軽く足をつりました。

 

お風呂に入った後、濡れてしまったリネン類を乾かしたいと思い、 ロビーにある洗濯機を使わせてくれと頼みに行きました。

あいにく、フロントにいたのはドラえもんちゃんだけで、 私が言っている事が伝わらないようです。

洗濯機の前に連れて行って使いたいということを身振り手振りで伝 えていると、別の男性従業員が登場。

彼は少し英語を話せるらしく、洗濯機使用は5元かかるとのこと。

ま、荷物が幾分軽くなるならいっかと思って5元を渡しました。

するとドラえもんちゃん、 ニコニコしながら洗剤を持ってきてくれました。

“I don’t need to wash them, just want to dry them”と伝えると、男性従業員が通訳、 ドラえもんちゃんは少し困惑しています。

ドラえもんちゃんは本当に可愛らしい子で、 困らせるのは本意ではないので”I can wash them, I don’t care either way”と伝えました。

するとドラえもんちゃん、何かを男性従業員に伝えます。

男性従業員は私に向き直り、”It’s free just FOR YOU.”と言ってきました。”Free?”と聞くと”Yes, just FOR YOU.”

…いや、そんな「あなただけ特別」って強調しないでよ…。 しかもそれってドラえもんちゃんの好意じゃん。

男性は無視して、ドラえもんちゃんに「シェイシェイ」 と伝えました。

ドラえもんちゃんはニコニコしながら、 洗濯機を乾燥モードにしてくれました。

 

設備的には不満は所々ありますが、 ドラえもんちゃんのおかげで本当にホンワカした癒しの滞在となり ました。

ドラえもんちゃん、ありがとう!

 

ちなみにこの施設は「旅慣れた人にはオススメするが、 日本の友達にはオススメできない」レベルです。

ご参考までに。

天津でブラブラしてご飯を食べた

中国瓷房子博物館をそそくさと後にした私は、他にしたいこともないのでブラブラ歩くことにしました。

歩いてたのは多分天津市内屈指のショッピング街だと思うのですが、もうね、

ま ぶ し い !!

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これでもか!ってくらい電気使いまくりです。

目がちかちかします。夜でもサングラスがあった方が良いくらい。

買い物には興味がないので、暗そうな路地を選んでプラプラしました。

街灯も少なく、ネオンの猛攻撃に疲れていた私はホッとする気分になりました。

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「これぞ中国!」て感じの自転車が放置されていたり、楽しかったです。

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同時に「もう少し経済発展する前の中国に来たかったなぁ」と少し寂しくもなりました。

近かったのに、敬遠してた中国。

やっぱり自分で足を運んで、自分の目で見て、自分で感じることが大事だなぁと思いました。

 

お腹が空いたのでホテル付近に戻り、ごはん屋さんを探しました。


目についたお店に入ってみました。

 

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工事現場を乗り越えるのが少し大変でした。


メニューを見ても、よくわかりません。

海外に行ったらとりあえず鶏肉とご飯を食べときゃ良いと思っていたので、鶏肉っぽい感じを指して「チキン?」と聞くと「そうだ」とのこと。

「鶏肉飯」みたいなものを頼みました。

近くのテーブルの人がコーラを飲んでいたので”Coke please”と頼むと「は?」って顔をされました。

“Erm… Cola? Coca Cola?”と手を変え品を変えて頼んでみても通じず。

店員が「おい、こいつ何言ってんだ?」と他の客(コーラを飲んでる人)に聞いたので「わが意を得たり」とばかりにコーラを指さし、”That! Cola! Coke! Coca Cola!”と言うと、「あぁ!カラ!(に聞こえた)」と分かってくれました。通訳(?)してくれたお客さんにお礼を言い、コーラを飲みながら待つこと数分。

石焼ビビンバ風の器に入った「鶏肉飯」が運ばれてきました。

 

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「あ、想像と大分違うやつだ…」となる私。

「まぁ中国で飯がまずいことはないだろう」と食べてゲンナリ

ご飯がベチョベチョだったんですね。

多分味付けの為に何かの汁をかけているっぽいのですが、私そういう「汁をすったご飯」が好きじゃないんです。

「うぇーん。おいしくないよー」と思いながら食べました。

救いは鶏肉はメチャクチャ美味しかったことと、大好きなチンゲン菜が乗っていたこと。

でもジャガイモとご飯は最悪でした(泣)。

おまけでついてくるらしいヨーグルトで口直しをしようとヨーグルトを手に取る私。

ヨーグルトは日本の4個パックみたいな容器に入っていて、一緒についてきたのがストローでした。

「中国ではヨーグルトは吸うものなのかぁ」と思って、ストローを蓋に誘うとしましたが、どう頑張ってもストローが蓋を貫通しません。

しょうがないので普通にあけてストローで吸いました。ご想像通り、大半のヨーグルトが残りました。

中国での正しいヨーグルトの食べ方を誰か教えてください。

まぁでも満腹になってよかったです。これで18元。安い。

ご飯はベチョベチョだったけど、満足してホテルに帰りました。

中国瓷房子博物館

Google Tripsでおすすめのスポットに出てきた中国瓷房子博物館。

まだ営業しているようなので、歩いて行ってみることにしました。

 

天津市内の建物は本当に西洋っぽくて、想像していたより洗練されている感じでした。

それでも、看板にある漢字と、歩道に放置された乗り捨て自転車と、適当な道路工事が「中国に来たんだなぁ」と実感させてくれました。

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妖艶な雰囲気の羊肉屋さん。

 

道路は漢字表記だし、見えやすいところに表示されているので、街歩きはしたかったです。

信号の渡り方に若干戸惑いましたが、その話はまた後日。

 

辿り着いた中国瓷房子博物館はライトアップされていて、綺麗でした。

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入場料を払って中に入って、とりあえず写真を撮っていました。

外から見ると「おー!」って感じだったけど、近くで見ると「別にそんな感銘するほどじゃないなぁ」と思いました。

 

一人で写真を撮ったり、建物の細部を凝視したりしていたら、一人で来ていたおじさんに「写真を撮ってくれ」と言われました。

快諾して、おじさんの指定したように写真を撮りました。

出来上がった写真を見せると、アングルが納得いかなかったらしく「ここで、こうやってスマホを持って撮ってくれ」と細かく指示されました。

おじさんが握った位置からスマホが動かないように注意しつつスマホを受け取り、撮影。

今回の出来栄えにおじさんは満足だったらしく「シェイシェイ!」と親指を立ててくれました。

良かった良かったと思って中に入って展示物を見ます。

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「すごい昔のものなんだろうなぁ。けど陳列の仕方がぞんざいだなぁ。お賽銭丸出しだけど、これは盗まれないのかなぁ」なんて思いながら見ていたら、先ほどの写真おじさんが再登場しました。

中国語ですごい説明をしてくれます。

私は苦笑して”No Chinese”と答えるしかありませんでした。

するとおじさんは自分を指さし”China”と言い、次に私を指さしてきました。

きっと「あなたはどこ出身ですか?」ってことなんだろう、と思い”Japan”と答えました。

しかしおじさんは「知らないなぁ」とでも言うように肩をすくめます。

いや、ウソでしょ?隣にある、よくケンカしてる国じゃん!

空中に「日本」と漢字で書いたら、やっと”OK! OK!”と言い、手で丸を作りました。きっと日の丸のことなんだろうなぁと思ってうなずきました。

おじさんは身振り手振りで「2階!2階!」と言ってきます。

2階にバルコニーがあるのは知っていたので、きっと「そこからの眺めが良いんだよ!」とオススメしてくれているんだろうと思い、おじさんと2階に上りました。

バルコニーからの眺めも「まぁ茶器でここまで作る忍耐はすごいけど、景観としては特にツボじゃないなぁ」って感じでした。

そしてひしひしと感じるおじさんからの視線。

そう、おじさんは私に記念撮影をしてほしかったみたいなのです。

私も暇なので「撮ろうか?」と申し出ると「待ってました!」とばかりにスマホを構えるおじさん。

さっきと同じ要領でスマホを受け取り、撮影。

アングルを変えて、撮影。

おじさんの位置を変えて、撮影。

計20枚くらいは撮ったでしょうか。

完全に「おじさんのお抱えカメラマン」でした。

 

「わたしゃ疲れたよ…」と思ったので、隙を見て逃げました。

私は各国で変なおじさんに親切にして頂くことが多いのですが、大体の人は好意100%ですが中には勘違いジジイもいます。

そして何かは分からないけど、私の第六感が「このおじさんはヤバイ」と言っていたのです。

逃げるように4階までの展示物を駆け足で見て中国瓷房子博物館を後にしました。

ということで私にとって中国瓷房子博物館は「おじさんの写真をひたすら撮った場所」という印象しか残らなかったのであります。